豚足のレシピ(豚足焼き)

外はパリッと中はとろとろぷるぷる｡博多屋台の豚足焼きレシピ

スーパーで売っているボイルされた豚足でも煮込みは必須。圧力鍋を使わないことで臭みのないおいしい豚足に。

豚足の下処理から､臭みを残さない煮込み方､豚足の切り方まで。

余分な脂を落としてコラーゲンたっぷり｡箸で崩れるぐらいやわらかく煮込んだ､おいしい豚足のレシピです｡

■材料 3～4人分

• ･豚足…500g
• ･生姜…1片、10g
• ･にんにく…3～4片
• ･ネギの青い所…1本分
• ･酒…100ml
• ･水…3リットルぐらい
• ･ポン酢…適量
• ･キャベツ…適量

調理時間：1時間40分～

カロリー：386kcal/1人分

■豚足の下処理

・鍋にたっぷりの水を張り、沸騰させる。

・豚足を入れて30秒ほど下茹でする。

★ボイルではなく、生、または冷凍された生豚足の場合です。ボイルされた豚足を使うときは下茹でをせず、ざっと流水で流す程度に。

★毛やゴミが付着していたらむしり取って流水で流して下さい。

★冷凍された生豚足は、カットされたものなら解凍せずにそのまま1分ほど下茹でを。カットされていないものは下記を参照に切り分けて下さい

豚足の切り方

カットされていない豚足を使う場合は、縦半分に切り分けてから下茹でを。

冷凍された豚足の場合、まずは切り分けるために冷凍庫から取り出し、半日ほどかけて解凍、または冷蔵庫に一晩置いて解凍します。

少し力が入りますが、解凍された豚足なら包丁で切り分け可能。画像を参照に、指の間から包丁を入れ、足首の関節(画像点線部分)までぐぐっと切り進めます。

関節に包丁が当たったら、肉と皮部分にぐるっとひと回り切れ込みを入れて包丁を外し、手で割るように関節を外すと切り離すことが出来ます。

切り分けた豚足をさらにカットするのは包丁では難しいので、そのまま縦半分の豚足を使って調理を。ボイルされたものやカットされたものよりお安いことが多いので、ひと手間にはなりますが、お得に豚足焼きが作れます。

右の画像は縦半分の豚足をボイルしたもの。丸く縮まり、男性の方ならちょうど一人分の量になるかと思います。

■豚足を煮込む

・臭み消し用のネギの青いところを用意する。

・にんにくと生姜を包丁の腹でつぶす。

・鍋に豚足とネギの青いところ、にんにく、生姜を入れる。

・水と酒を注ぎ、強火で煮込む。

・沸いたら中火に落とし、アクを取りながら煮込む。

豚足の煮込み方

やわらかければやわらかいほどおいしい豚足になるので、じっくりと時間をかけて煮込み、とろとろぷるぷるの豚足に仕上げます。

火加減は沸くまで強火。沸いたら中火に落とし、ぼこっぼこっと大きめの気泡が出てくるぐらいの火加減に。時間にして1時間半～2時間半、ボイルされたものでも40分～1時間。箸で持ち上げてみて、骨が外れそうになるぐらいまで煮込むと、とろとろぷるぷるの豚足になります。

水が減り過ぎた時は注ぎたし、最終的に半分ぐらいの量に。茹で汁は豚足の旨味が出たスープになるので、カレーやちゃんぽんなどに使うとおいしい料理に再利用できます。

※下茹でしても圧力鍋を使うと臭みが残るので注意。普通の鍋でじっくりと煮込みながら、アクが出たら取り除くようにすることで、臭みのないおいしい豚足に仕上がります。

■豚足を保存する場合

煮込んだ豚足をすぐに食べない時は、タッパなどに入れて冷蔵庫で保存を。

1週間は保存可能。冷めた豚足は一度固くなりますが、加熱されるとすぐにやわらかく戻ります。

■豚足を焼く

・魚焼きグリルやトースターで皮面を焼く。

★一度冷めた豚足は裏を焼いてから皮面を。弱火でじっくりと焼き目が付くまで焼きます。

※ポンっと弾けることがあるので注意。

■盛り付ける

・皿にキャベツを乗せて豚足を盛り付け、ポン酢をかける。

★万能ねぎやパセリなど、緑のものを添えると見た目も良くなります。

豚足の食べ方

骨からぽろっと外れるぐらいやわらかい豚足は、ポン酢をかけたらそのままかぶりつくようにいただきます。

キャベツを箸休めに、お好みで七味唐辛子や柚子胡椒を。豚足自体には味がないので、焼く際に塩をふりかけ、塩焼きにしてもおいしいかと思います。

生の豚足でもパックされたボイルの豚足でも、とにかく徹底的に煮込むのが美味しい豚足焼きを作るコツ。パリッとした皮目とトロトロぷるぷるの身は簡単に骨が外れるので、箸でいただくことも出来るようになります。

豚足はコラーゲンの塊のようなものなので、女性にも嬉しい料理ですが苦手な方も。

関東ではいただく機会の少ない豚足ですが、中華料理や沖縄料理にある豚足煮込みよりも食べやすいのが豚足焼き。煮込み料理のやわらかさとは違い、香ばしい焦げ目とトロトロの身は臭みもなく脂も抜け、苦手な方でも美味しくいただけるかと思います。