かぼちゃの煮物

簡単でおいしい、かぼちゃの煮物のレシピ

かぼちゃの切り方から面取り、煮崩れしない煮込み方まで。しっかりと味のしみ込んだ、おいしいかぼちゃの煮物のレシピです。

■材料 4人分

• ･かぼちゃ…1/4個(300～400g)
• ･醤油…大さじ1
• ･みりん…大さじ1
• ･砂糖…小さじ1
• ･塩…ひとつまみ
• ･だし汁…1カップ ※または水200ccにだしの素を規定量溶いたもの。(ほんだしの場合、小さじ1/2)

調理時間：25分

カロリー：79kcal/1人分

■かぼちゃの種とワタを取る

・スプーンでかぼちゃの種とワタをこそげ落とす。

★カットされたかぼちゃは種とワタが傷みやすいので、すぐに使わない場合も種とワタだけは取り除いてから保存します。

■かぼちゃを切り分ける

・まな板にかぼちゃをしっかりと固定し、3等分に切り分ける。

・切り分けたかぼちゃを、さらに2～4等分に切り分ける

★切り方は画像を参照に。かぼちゃは固いので、しっかりと手で固定して切り分けます。

■切り分けたかぼちゃを面取りする

・切り分けたかぼちゃの角を、薄く切り落とす。

★種とワタが付いていた面の面取りは不要。固い部分の角だけ切り落とします。

★面取りは一定の厚みで切れるピーラーを使ってもいいかと思います。

かぼちゃの煮くずれを防ぐ

かぼちゃの煮物の煮くずれの原因は、煮込んでいるうちに角がぶつかり合うことと、煮込み中にぐらぐらとかぼちゃが動いてしまうような火加減が原因。

切り分けたかぼちゃは角を切り落として面取りし、火加減を弱火～中弱火で煮立たせないようにすることで煮くずれを防ぎます。

つゆを多めに火加減を上手く調整すれば、面取りをしなくても煮くずれしていないかぼちゃの煮物も可能ですが、きれいな仕上がりのかぼちゃの煮物に仕上げたい時は、しっかりと面取りしておくことをおすすめします。

■かぼちゃの皮を剥く

・包丁を使い、かぼちゃの皮をところどころ薄く剥く。

★面取りで切り落とした角や剝いた皮は、カレーやクリームシチューに。少し煮込むだけで簡単に煮くずれるので、カレーやクリームシチューに入れると程よい甘みが付き、捨ててしまうような部分も無駄なくおいしく利用できます。※クリームシチューに使うと皮の色が目立つので、気になる場合は注意。

味のしみ込んだかぼちゃの煮物に

かぼちゃの皮を薄く剥くことで、しっかりと味のしみ込んだおいしいかぼちゃの煮物に。

剥き方は自由。煮込むと見た目も気にならないので、模様は気にせずところどころ包丁で皮を薄く剥きます。

■かぼちゃを煮込む

・だし汁、または水200ccにだしの素を規定量溶いたものを用意する。

・鍋に切り分けたかぼちゃを、皮面を下に重ならないように並べる。

・だし汁と醤油、みりん、砂糖、塩を加えて15～20分ほど煮込む。(火加減は下記、｢おいしいかぼちゃの煮物のコツ｣を参照。)

★だしの素は、ほんだしで小さじ1/2になります。

･醤油…大さじ1  ･みりん…大さじ1  ･砂糖…小さじ1  ･塩…ひとつまみ  ･だし汁…1カップ ※または水200ccにだしの素を規定量溶いたもの。(ほんだしの場合、小さじ1/2)

おいしいかぼちゃの煮物のコツ

醤油とみりん、砂糖だけのレシピもありますが、おかずになるような旨味のあるかぼちゃの煮物に仕上げる時は是非だし汁を。

和風だしを取る時はかつお節を多めに、だしの素でもしっかりと旨味のある、お惣菜屋さんのようなかぼちゃの煮物に仕上がります。

鍋にかぼちゃを入れる際は皮面を下に、重ならないよう置いて煮くずれを防止。火加減は沸くまで中火、沸いたら弱火～中弱火に落とし、グラグラと煮込まずフツフツと静かに気泡が上がるような火加減で煮込みます。

レシピの分量で18cm雪平タイプの鍋を使うと、かぼちゃがちょうど収まるぐらい。

調味液を入れると1/3ほどかぼちゃが出ているかと思いますが、落し蓋はせず、蓋をして時々煮汁をスプーンでかけながら煮込むと、しっかりとやわらかいかぼちゃの煮物に。煮汁も減り、ちょうどよく味のしみ込んだおいしいかぼちゃの煮物が出来上がります。

■盛り付ける

かぼちゃの煮物の出来上がりです。

出来たてもホクホクとおいしい煮物ですが、一度冷ますとさらに味がしみ込み、しっとりと甘いかぼちゃの煮物に。温め直すと味が落ちるので、冷めたかぼちゃの煮物はそのままいただきます。